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CCP 2.4GHzラジコンハマ− 送信機故障  2019.12.7

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 CCPの2.4GHzハマーが持ち込まれました。症状は全く動かない、です。電波検出機の音を聞くとスティックの操作で音が変化したので、送信機は正常だと判断しました。たまたま同じような2.4GHzCCPのラジコンカーが修理に来ていて、修理は終わっていたので試しに操作してみました。すると正常にペアリングして動き出しました。車側の異状では無かったのです。

 送信機のケースを開いて確認してみました。左レバーの最下げでペアリングなのですが、このレバーの回転中心棒の先にボリウムが付いています。このボリウムの動作不良で、レバー最下げの状態でうまく0Ωになっていないようなのです。ペアリングができなければ全く動きません。電波検出機のチェックで車側の故障だと思い込んで、車側を分解するところでした。そうなると悪いところがわからず、乗っている2.4GHz無線ユニットなどの不良と判断したかもしれません。

 もし、こんなケースがあったらボリウムをショートしてみてペアリングができないかというテストをするといいと思います。今回の修理はボリウムに並列にショートスイッチを設けて逃げました。安価なタクトスイッチをケースに貼り付けてあります。(写真下)
 電源を入れてレバーを操作する代わりにタクトスイッチをぽんと押せばペアリング完了です。一応前後には走りますし、スティックセンターで停止しますので遊ぶには問題ありません。

 このボリウムの変化特性のグラフと、回路図を付けておきます。右側のスティックは内部に2個のタクトスイッチがあってこれまでのラジコンと同じです。左側はなぜボリウムか?この抵抗変化でプロポーショナル制御をしていて、前進−停止−後退で微調ができるようになっています。こんな特性のボリウムはたぶんジョイスティック用の部品でしょうが探しても見つかりませんでした。


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re:CCP 2.4GHzラジコンハマ− 送信機故障  2019.12.7 Nさん 12/18(水) [編集]

なるほど、電源投入時の状態ですか、そのほうが順当に思いますね。確かにさわるなという記述がありますね。コントローラの裏にも注意書きがありましたが、小さい文字でいい加減に読んでいました。
しかしそういう意味合いなら納得できます。次回積極的に試してみます。


re:自動校正? 大泉茂幸さん 12/18(水) [編集]

つつじが丘おもちゃ病院の大泉です。

「確たる証拠はない」ことは判りました。

メーカーの取説には「③コントローラーの前後進レバーを下に倒したあと、元の位置に戻します」との記述があり、この部分は太字で強調されています。しかし、その操作の時限については記述がありません。もし、「センター位置の認識はショートからの変化時間」で操作レバーのニュートラルを認識するのであれば、「本体の前輪が左右動作している間に前後進レバーをニュートラル位置に戻せ」のように速やかにニュートラル位置に戻させる注記があってしかるべきと思います。

「ペアリングに関する注意」に「コントローラーの電源スイッチをONにするとき、前後進レバーに触れないでください」と記述されています。ニュートラル位置の自動校正をやっているとすれば、こちらの方ではないかと思います。コントローラーは「電源がONされたときの前後進レバーの位置をニュートラル位置として自動校正している」というのであれば、その設計は納得できます。


re:CCP 2.4GHzラジコンハマ− 送信機故障  2019.12.7 Nさん 12/17(火) [編集]

大泉様ご無沙汰しています。
ニュートラルの検知をしているのでは無いかというのは、確たる証拠があったわけではありません。実はボリウムにショートスイッチを付けてテストしたときに、ペアリングがうまくいって前輪が左右に動いた後、スティックをどこにやっても後退したことが2度有りました。そのときの動作をあとで考えてもスティック位置がどこにあったか、どう操作していたのかも思い出せないのです。

後退だけですがスティックの全角度で速度は変化しました。その原因が何かを考えると、スティックのセンター位置の記憶の様なことをしていればそのような振る舞いがあるかもしれないと思い至ったのです。センター位置の認識はショートからの変化時間ではないかと。
しかし、ラジコンをお返しした後のことで、このへんはすべて憶測です。次の機会に是非テストしてみたいものです。


自動校正? 大泉茂幸さん 12/17(火) [編集]

つつじが丘おもちゃ病院の大泉です。お久しぶりです。

「次にセンターに戻したときの抵抗値をセンター値として定義している」とは、ニュートラル位置の自動校正が行われると言うことですか。
そうだとすると、「センターに戻した」ことをどうやって認識しているのでしょうかね。


re:CCP 2.4GHzラジコンハマ− 送信機故障  2019.12.7 田中輝男さん 12/17(火) [編集]

さっそくのご回答ありがとうございます。
スティックの動作角度もセンター±約30°と言うことですね。
ありがとうございました。
AliExpressに60°5kΩのボリウムを使ったジョイスティックユニットはあるようですが、同じサイズなのかはわかりませんでした。


re:CCP 2.4GHzラジコンハマ− 送信機故障  2019.12.7 D. Nさん 12/17(火) [編集]

コメントありがとうございます。この数値は誤差がいくらとかいうほどのたいしたものではありません。スティックの動作角度も含めて目測の域を出ませんので、ご承知ください。

スティックはセンタープラスマイナス約30度で動きます。ボリウムはそれに合わせた回転範囲のみ抵抗体が塗布されていて、それより以上、以下は金属粉で抵抗なしです。したがってグラフの傾斜部分がスティックの動作範囲とほぼ一致するということです。ただし、スティックに付いているボリウムとの接続部分はマイナスドライバのような形状で、かなりの遊びがあります。スティックの下げで、ペアリング。次にセンターに戻したときの抵抗値をセンター値として定義していると思われます。


re:CCP 2.4GHzラジコンハマ− 送信機故障  2019.12.7 田中輝男さん 12/17(火) [編集]

*ボリウムの変化特性のグラフで教えてください。
оスティックは60°以下や120°以上動かせるが、抵抗値の変化は60°から120°の範囲であると言うことでしょうか?
・たとへば上側120°の位置(センターから上に30°)でフル前進だがスティックはそれ以上あげられるということでしょうか?


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