ドクターNとKの診療室 - はしもとおもちゃ病院2

はしもとおもちゃ病院3

メニュー

ドクターNとKの診療室

Yonezawa toys ラジコンロボット 2017.2.26

添付画像
添付画像


 Yonezawa toys のウエーブハンターと書いてあります。米澤玩具という会社でしょうか、今はもう無いメーカーのようです。ラジコンで動くロボットです。動くと言ってもスイッチを入れるとひたすら前進し、コントローラで電波を送るとその間だけ後退に切りかわります。故障は簡単にモーターのピニオン割れで、交換して復旧。ロボットの内部を見られましたので、掲載します。

 写真の2枚目は内部の電子部品等ですが、おもちゃでは余り見かけないリレー(1回路2接点)が付いています。電波を受けるとリレーが動いてモーターの電圧を反転するしかけです。電波は何でも良いわけでは無く、600HzくらいでAM変調をかけると動作します。送信機の電波は変調とは言え、パルスで断続しているような波形です。一応誤動作防止なのでしょう。送信機の代わりに信号発生機で27.145MHzに1KHzでも400Hzでも変調をかけると動作します。送信機は電源スイッチを入れると何もしなくても電波を出していて、電池の006Pがもったいないように思えます。
 なんの動作もしないなら電波を切っておけばいいのに。今時の送信機は電源を入れても操作をしたときだけパルスで変調した電波が出ます。電源スイッチすらない送信機もよくあります。いろいろと変遷してそうなってきたのでしょうね。

 モーター制御も今のおもちゃならIC化したフルブリッジでしょうが、この時代はリレーを使って電池の中点タップとの間の電圧を反転してモーターに供給する方式を採用したようです。ブリキ製とまではいきませんがかなり古い物です。でもしっかりしています。made in japanです



re:Yonezawa toys ラジコンロボット 2017.2.26 つつじが丘おもちゃ病院 大泉茂幸さん 3/13(月) [編集]

このおもちゃのように、初期のラジコンは変調信号の内容に関わらず変調の有無だけで制御しているので、キャリアを止めると超再生がノイズを拾って誤動作を起こし易いのです。今時のラジコンはデジタルコードを送っているので冗長ビットをチェックすることでノイズを拾っても誤動作しません。


おなまえ 
タイトル 

投稿者パスワード 編集・削除時に必要です

Copyright はしもとおもちゃ病院 All Rights Reserved.
Powered by AD-EDIT3 / NorenzPRO