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ドクターNとKの診療室

アンパンマンパソコン (分解に苦労) 2017.4.8

添付画像

 アンパンマンパソコンのマイクとマウスのコードがぼろぼろになったという状況です。簡単に考えていたのですが、ディスプレイパネルの分解にえらく苦労しました。
 以前他のおもちゃ病院の記事で読んだのですが、隠しネジの発見法で磁石を使うという手があり、小型のネオジム磁石を道具箱に入れていました。これは実にはっきりわかります。ドライヤーで暖めてパネルのシートを剥がしてネジを外しました。ちょうつがいのところの2カ所も外したのですが、パネルが取れない。しかたなく、症例をネットで検索してみました。

 ヒットしたブログにメッセージを入れて質問してみたところ、奈良のおもちゃ病院に情報有りとのメールを頂きました。奈良おもちゃ病院のHPは時々拝見するのですが、今年2月の資料はノーチェックでした。詳しい資料を公開してくれています。
 例によってメッセージを入れるとすぐに返信を頂き、いろいろと懇切なアドバイスを頂きました。そしてそのメールに返信している最中にひらめきました。拝見している資料の写真をよく見たところ、答えが見えていたのです。あとは試したところあっという間に解決しました。
 そこで、私も奈良おもちゃ病院を見習って、資料を残します。私が陥った泥沼を紹介することで、もしかしたら誰かの苦労がなくなればと。

 それにしても、各地のおもちゃ病院で同じ型の製品がコード劣化で持ち込まれている様です。被覆がぼろぼろなのに中の線は丈夫。どうも被覆はウレタン素材の感触です。で、加水分解したのかもしれません。芯線はマイクが3芯、マウスは2芯で、どちらも芯1本あたり5本ほどリッツ線が入っています。ナイロンの芯に細い銅箔を巻き付けたもので、これが5本も。道理で外部被覆がぼろぼろになっても切れないわけです。
 線ごと全部取り替えるのはもったいないので、被覆だけかぶせることにしました。ガラス繊維製の柔らかいパイプを院長からもらいかぶせました。
分解手順です


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