ビルドドライバー2例目です。この機種は検出スイッチが弱点のようです。今回もボトルを検出しないという症状で、スイッチを疑いました。前回同様テスターでチェックしたところ接点が導通していませんでした。前回はスイッチ自体を基板から外して分解しましたが、構造が判ったので、今回は分解せず、レバーをラジオペンチで少し引っ張って(下の写真の赤矢印方向)、レバーを外に広げて内部を見えるようにしました。
やはり内部の電極が真っ黒です。電極は2つあり、レバーを押すとこれが導通するしかけです。黒いのはおそらくゴミと油で固化しているのでしょう、カーボンでは無いでしょうが詳細はわかりません。そのままアルコールをかけても流れてくれません。極細のカッター刃を使って削る感じで黒いゴミを取ります。その後アルコールで流せばできあがり。
レバーを指でそっと押し込んで戻します。テスターで導通テストをすると良好です。こうしたテストの時はテスターの音響(ブザー)テストが便利です。針に目をやる必要が無く、回路の必要部分を注視できます。また、不完全な導通では、音の鳴り具合で感じがよくつかめます。
今回はスイッチ6個の内5個が汚れて導通していませんでした。この清掃で全て導通が良好となり、組み立ててテストするとボトルをちゃんと検出しました。
今回は半田ごては必要無しでした。
ところで、このスイッチは当初「リミットスイッチ」という名称かと思いましたが、どうやら「検出スイッチ」とか「ディテクタスイッチ」と呼ぶようです。秋月やaliexにも似たようなのが売っています。どんぴしゃは見つかっていません。
回路図は2018.2.25の報告を御参照下さい