ドクターNの診療室 - はしもとおもちゃ病院2

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ドクターNの診療室

Silver Lit ヘリミッションSWATトラック 2019.11.4

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 SILVER LITのヘリミッションSWATトラックと言います。現在はCCPから発売しているようです。赤外線で、トラックとヘリのリモコンができます。今回の症状はトラックのコントロールが全くできないと言うことでした。

 トラックとヘリの切り替えはリモコン器の中央にあるスライドスイッチ2個の右側です。上にスライドするとヘリのコントロール、下だとトラックのコントロールになります。赤外線チェッカーでテストするとちゃんと信号音が聞こえます。しかし、下だとPOWERのLEDが点灯しないし、チェッカーにも音は聞こえず赤外線は出ていないようです。

 3枚目の写真がコントローラの内部基板の裏面です。中央にある細かいピッチで2列10個並んだコネクター様のものは別基板にCOBの制御部を乗せています。この別基板は親の基板(ベークライト)と違ってガラスエポキシです。ヘリの制御ができることからこの部分は大丈夫と思われます。怪しいのは切り替えスイッチ回りです。

 目視で怪しいと感じたのは赤矢印を付けたあたり。ハンダブリッジのようなものをみつけました。矢印の上下のポイントをテスターでチェックすると、スイッチのどのポジションでもONになりっぱなしです。半田ごてで溶かし直しました。するとすぐに正常に赤外線が出始めました。すべての制御ができます。修理完了です。

 この基板の右側に縦長の黒い部品が見えます。これはスライド型の可変抵抗で、トラックの前後制御とヘリの上下(たぶん)だと思われます。ヘリは今回お持ちにならなかったのでテストはしていません。飛行する物は細かい制御が必要になるので、必然的に比例制御(プロポーショナリコントロール 略してプロポ)となっているのです。

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アナウンストレイン     2019.9.14

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 ピーナッツクラブという会社のおもちゃで、プラレールとは方式が違います。動かないという事で持ち込まれましたが、中を開けるとモーターの配線が止めねじの隙間に挟まって切れていました。別の線をつけてあっさり修理完了。テストすると、プッシュスイッチオンで動くのですが数秒で止まります。最初は訳がわかりませんでしたが、車体の前の方に付いている制御基板に透明のLEDと黒いLEDの様な形をした物が平行して付いています。車台の穴を通して反射光を見ている様です。つまり赤外LEDと受光素子です。

 これがわかれば簡単で、手で持たずに床にでも置いてやれば反射光を拾います。やってみると止まらずに動き続けます。ネットで検索するとこのメーカーの製品はレールに印刷したバーコードを読み取ってアナウンスしたり、駅で停車したりといろんな動きをするようです。電池は単4が3本です。

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 上の写真はカバーを開けたところ。下は赤外LEDと受光素子です。赤い矢印の先が受光素子と、車台の穴です。



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TOMY ラジコン車 JOUJOU  2019.8.10

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 TOMY JOUJOU という少し前のラジコン車です。ネットで調べても千葉県鎌ケ谷市のおもちゃ病院に修理記事が出てくるだけでした。今後もあまり出てこないでしょうが参考になるかもしれないので記事にしておきます。

 動かないと言うことで送信機をテストすると左折の操作以外は変調音がそれぞれ変わっていて問題なさそうです。左折操作は電波が出ていないので、まずこれは修理対象。

 本体は後方に透明部分があって中のギアが見えます。上部に付いている緑のレバーを操作して、OFF、低速、高速と切り替えができるようです。カムを使ったギアのスライドで、このあたりはプラレールの設計と似ています。ケースを外すと、カムでキックされるスイッチ接点がありますが、カムとは5mmほど離れていて全く駆動されない状態。どうも何か部品が外れたのかもしれません、木片を切って接点に貼り付け、カムの力が伝わるようにしました。すると電源が入って、送信機を操作すると動きます。ラジコン部分は正常のようです。

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 ところが、カムで左右にスライドするギアがの一部が空回りしています(写真4)。矢印の部分で割れているのが見えます。ちょうどいい交換部品がないので、ギアの横部分をワイヤで締めて、ロックタイト401で固定しました。高速側の大きいギアも割れかけていますが、まだ持ちそうなのでこれはそのままとしました。

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 組み立てるのに苦労しました。写真5のレバーのギアと、その相手側のギアが決まった位置でないとうまくはまらないように特殊な形状になっています。何回やってもうまくはまらず、レバーを動かすとギアが噛んでしまいます。じっくり見直して、これかと思ったのがケースの横に開いた窓です(写真7)。ケースをはめるときにこの窓から見ながらギアが下のギアにうまくはまるように緑のレバーを調節すればあっけなく成功します。

 さて、この周辺のギアですが、おもしろい点が2つ。一つ目は最下部の緑のケースに黄色のギア。これがよく見ると丸みを帯びています(写真6)。車軸の上下があってもギアごとずれるのです。動画をつけておきますのでご覧ください。さらにこの緑のケースは差動ギア(いわゆるデフ)なのです。右折左折はきわめてスムーズです。こんな凝った作りは初めて見ました。透明にして見せたくなるわけです。

 基板のラジコン用デコーダはRCR101Pという資料が入手できないやつです。

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はじめてえいご 3台目  2019.07.19

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 はじめてえいご3台目です。今回も電源が入らないと言うことで修理にお送りいただきました。まず見るのが、C35というコンデンサ。外れてしまっています(上の写真の矢印)。ケースの中にも残っていませんでした。正常な基板は下の写真です。

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 上の写真は正常な基板と、コンデンサが外れた今回の基板の拡大です。これを見ると実にきれいに外れていて、どうもコンデンサ側のハンダ流れがうまくいってなかったようです。1台目の修理の時のコンデンサ不良というのも同じで単にハンダ不良だったかもしれません。目視ではわかりません。

 前と同じように4.7μのタンタルコンデンサを取り付けて、動作確認するとちゃんと動きました。

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セガ Home Star (プラネタリウム)    2018.11.25

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 SEGA HomeStar というプラネタリウムです。電源が入らないという症状で持ち込まれました。前担当者が液漏れした電解コンデンサを発見し交換したが症状が改善しないとして、こちらに。

 拡大鏡で詳細にチェックしたところ、電源と思われる半導体のパッケージ中心付近に小さな穴が空いているのが見つかりました。チップが破裂した可能性があります。RT9161Aと表記されています。3.3Vの低ドロップアウトのシリーズレギュレータです。手持ちのBA033というよく似た性能のと交換してみると電源横のLEDが点滅し始めました。その隣には2SJ439が付いていて、照明用LEDの制御になっています。これも動作がおかしいので交換しました。このFETは低GS間電圧差で動作するタイプで、ちょうどいいのがなく、Hブリッジによく使うTPC8406というPNチャンネルが入ったFETモジュールのPチャンネル部だけを使いました。

 交換後は照明が点灯しますが、投影像を回転させるモーターや、彗星を光らせる機能など、押しボタンが3個あってセットできるはずですが反応しません。COBの制御IC中の機能として、タイマ(3時間)は正常なのですが押しボタンの機能だけがだめです。

 オーナーさんと相談して、電源を入れたら映像は回りっぱなしで、逆転はなし、時間選択できるタイマーも無し。彗星機能も無しということで、最も簡易な修理コースとなりました。彗星機能と言っても画面の一部にぼーっと太い光が移動する程度ですし、これを駆動するゴムベルトが失われていて、新たに入手するには時間が足りないので、無くするという選択肢を提案した次第です。
 今回の故障ではCOBの制御部がおかしいのは確実なのですが、一部の機能は働いているという状態でした。電源用のレギュレータに穴が空いていたと言うことから、何らかの電気的ショックがあった可能性もありますが、そこまでの解明は無理です。

 この機種はネットを検索しても記事が出てこなかったので、修理報告と電源部の回路の一部を載せておきます。モーターの制御はHブリッジで左右対称なのですが、逆転はしないと言うことにしたので、片側だけの回路図です。逆の方はトランジスタのベース抵抗を外して動作を殺しています。Q3は無くてもいいのですが、これも含めてモーターの回転速度を決めていると思い、残しました。

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