ドクターNとKの診療室 - はしもとおもちゃ病院2

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ドクターNとKの診療室

アンパンマン ミュージックショー  2020.1.11

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  アンパンマン たのしくレッスン! いっしょにステージミュージックショー

 前回の開院日にお持ちいただき、電池の液漏れで極板や線を交換してお返ししたおもちゃが再入院。症状は電源スイッチを入れてもボツボツという音がするだけというもの。電源ランプも点灯しているがごく暗い。


 電源回路回りを調べた結果、前回は発現していなかった基板の切れを発見、。液漏れの電池からケーブルの中を伝ってアルカリ性の電解液が基板に及び、徐々に腐食していたらしい。目視ではわからない。迂回配線してOKとなったが、電源スイッチもおかしい。不安定なので、交換した。

 ところがしばらくしてまた同じ症状が出てきた。しかしこの症状、出たり出なかったり不安定。子基板の水晶発振子を観測すると、症状が出るときは発振していないことがわかった。16.384MHzの水晶を新品と交換すると、今度は安定して動作するようになり、お返しするまでしばらく観察することとした。

 しかし数日後またおかしな状況に。こんどはノイズが入ったり言葉が速くなったりとまともな周波数で発振していないようだ。こうなると水晶を替えても同じ事なのでCOBの発振回路の不具合も疑われる。これは交換しようがないので、最後の手段で外部発振の注入を試すとうまくいった。16.384MHzの発振モジュールを使い、出力をもともと水晶が付いていた端子に接続した。

 このおもちゃは、時限でスリープ状態となる機能があり、外部発振器も止めなければならない。幸いオーディオアンプ(TD2822)の電源もスリープ制御をしていることがわかったので、そこから電源を取った。ただ、この回路は電源スイッチONですぐに動いて欲しいので、コンデンサと抵抗を追加して起動時の動作を確保した。

 翌日またおかしくなった。どうも起動時の保持時間が足りないようなので、作り直した。これで200msは保持できるのでその頃にはCOBからONの信号が来るだろう。 *が追加部分。

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