ドクターNとKの診療室 - はしもとおもちゃ病院2

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ドクターNとKの診療室

はじめてのずかん900  2020.1.26

添付画像


 はじめてのずかん900(講談社)です。

 しゃべらないということでお預かりしたのですが、異状なしでいったんお返し。その後また症状が出たとしてお預かり。今度は安定して(??)しゃべりません。

 ペンを開けてみてびっくり。先端のセンサーが付いているコネクター8ピンの内、片側4ピン分(2,4,6,8)がばっさりと切れています。これは、製造段階なのか使用中の事なのか。

 全部切れている片側をどうするかです。情報が無いかをネットで探した結果、DOJI3のブログ(浜松とんかちのおもちゃ修理記録)に最近の記録でよく似た症状が出ていました。早速質問してアドバイスを仰いだところ即座にお答えをいただきました。彼の地の例では4番ピンが疲労で折れたようだとの観察結果を教えていただきました。おそらくペンを図鑑に押しつけた時の曲げで折れた可能性が高いと。そして4番ピンの接続で治ったとの情報をいただきました。

 やはり全部折れた偶数番のピンも本来折れていないのが正常だろうという、きわめて当たり前の状況に自信を持ち、接続することにしました。しかし、接続は小さい場所で作業が大変なのでコネクタを外し、細いリード線で基板とセンサーを直結しました。基板を観察すると、8ピンの内使っていないピンが3本有り、そこは配線しなくて良さそうです。

 以下がピン結と行き先で、5,7,8は未使用です。この手直しでペンはしゃべり始めました。赤外LEDも2個点灯しています。

P01     1   2   GND 
P012,COB 3   4   P013
NC      5   6   GND
NC      7   8   NC


 もともと偶数番のピンは接続で無理をしているようで、切れやすいと思われます。これから「アンパンマンはじめてえいご」のように同じ症状で壊れた例が続出するかもしれません。

 丁寧に教えていただいたDOJI3さんに感謝します。


添付画像

    矢印の先が折れた偶数番の列。手前が8番ピン


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