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ドクターNの診療室

放射発光爆進ゴジラ 2016.11.14

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 ゴジラのおもちゃ。オーナーさんから歩いて吠える機能を戻して欲しいとのことでした。中を見ると無線の受信部分が存在しています。ところがオーナーさんの記憶にも送信機はなく、動作の詳細も判りません。そこで、メーカーのバンダイに電話してみました。最近はメーカーの対応があまりよくないことが多いようで、期待はしていなかったのですが、ここは違いました。お客様サポートというところがあって、実に丁寧に話を聞いてくれ、ゴジラの内部のシールの様子まで詳しくお話ししました。後刻電話を頂き、これは1994年発売の「放射発光爆進ゴジラ」という名称のラジコン製品。動作は送信機から前進と、右旋回の制御ができるというもので、送信機から操作しない限りゴジラは動きませんとの回答を頂きました。

 最初回路部分を調べていると、奇妙なところがいっぱいあって訳がわからなくなっていたのです。院長にも見てもらっていろいろと想像はしたのですが、はっきりと回答をもらって疑問が解けました。
 モーターを逆回転させる回路構成があり、これがナゾでした。足の裏に車輪があり、単純に前に進む方向にだけ回る仕掛があるのに、モーターの逆回転は何をするのかということです。答えは右旋回。モーターの逆回転では右足の車輪を完全に回らないようにし、左足を進めると右に旋回するというわけです。

 送信機が無いので、マイコンを組み込んで自律的に動くことを計画しました。30秒ほど歩いて、10秒ほど右に回りまた歩くという計画です。骨格のゴジラでのテストはうまくいき、皮をかぶせました。ところが、右旋回の途中で動作が重くなってモーターが止まってしまいます。右足の車輪を止めるとかなりの負荷がかかるようです。しかたないので、この機能はあきらめ、前進だけにしました。
 上の写真は修理が完了して歩きながら咆哮し背びれも光っているところです。下の写真はゴジラの骨格です。



re:放射発光爆進ゴジラ 2016.11.14 Nさん 1/09(月) [編集]

大泉様 286円ですか。それは安いですね。http://tutujith.blog.fc2.com/blog-entry-173.html拝見しました・・・なるほど、こういう具合ですか。これは一度作ってノウハウを蓄積する必要有りですね。水晶や半導体は持っていますのでいちどやってみます。


re:放射発光爆進ゴジラ 2016.11.14 つつじが丘おもちゃ病院 大泉茂幸さん 1/08(日) [編集]

つつじが丘おもちゃ病院の大泉です。
見積もりが1000円ではやらない方がいいでしょうね。
しかし、当方の事例では送信機の新規製作は268円でしたよ。
http://tutujith.blog.fc2.com/blog-entry-173.html
電子工作用のプラケースは高価なのですが、百均の樹脂ケースは安くて頑丈なので僕はよく使っています。体裁は悪いですが。。。

赤外線リモコンにすると送信機は安くできますが、受信側に赤外線受信モジュールが必要になるので、全体としては200円くらいになります。おもちゃの修理としては200円台が限度でしょうね。


re:放射発光爆進ゴジラ 2016.11.14 Nさん 1/08(日) [編集]

大泉様 実は外部のSGでテストしてみました。AMで400Hz程度の変調で前進、600Hz以上で後退となります。簡単ではありますが、作るとなると費用がある程度かかりますし、オーナーさんとご相談して、歩けばいいので・・ということになりました。回路だけならそれほどではありませんが、ケースも含めて送信機となると1000円以下に抑える自信がありませんでした。流用できるジャンクの手持ちがあればいいのですが、部品以外はストックがないのです。


re:放射発光爆進ゴジラ 2016.11.14 つつじが丘おもちゃ病院 大泉茂幸さん 12/28(水) [編集]

つつじが丘おもちゃ病院の大泉です。
遅レスですが、
この事例では「送信機を作る」のが最適解だと思います。恐らく2トーン式だと思いますが、受信回路はどうなっていましたか。


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ドラえもんザロボット 再入院  2016.10.27

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 ドラえもんザロボットが再入院です。また音が出なくなったそうです。前回、中のビスを切っていますので、今回は接着した頭部をカッターで切り離しました。スピーカーを点検するとやはり断線しています。別のスピーカーを試しに接続すると正常に音が出ました。これなら楽になおります。
 しかし、ちょっとまてよ、どうしてこんなにスピーカーが壊れるのだろうと考えました。スピーカーにかかる電圧を測定すると、直流成分の漏れは特にありませんでしたが、電圧が結構高い。2Vは出ています。スピーカーには8Ω、0.25Wと書いてあります。2Vですと0.5Wということになり、連続するとちょっときついのでしょう。当たり外れで、弱いスピーカーならじきに壊れるということだったのかもしれません。
 今回は少し大きめのスピーカーを付けて、さらに直列に保護用に抵抗を入れておきました。これでたぶん大丈夫でしょう。また接着剤で頭部を固定して完了しました。下の丸いのが今回取り外したスピーカーです。

アンパンマンパソコン  2016.10.8

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 アンパンマンパソコンのキーがいくつか効かないということで、入院。電源キーも効かないので、電池を入れるとオープニングメッセージが出て、それきりです。10分ほどすると時間切れで電源が切れます。

 外観を見ますとすぐに電池ボックスの異状に気づきました。ケースから取り出したのが右上の写真です。電池の液漏れで極板が全部腐食されています。切れてはいませんが、電源の線も中が真っ黒に錆びています。原因はこれかと、極板を全部替えました。しかし、状況は変わらず、キーが応答しません。全部のキーがダメなようです。画面は表示されていて、音も鳴るので、ICは生きていそうです。

 こうなるとフレキシブル基板の接点付近が怪しいと思い、見てみましたが正常。たどり着いたのがフレキシブル基板(フィルム基板)の線切れです。メインの基板との接点付近は良さそうなので、その先の屈曲部分を調べるとたくさん切れています。目では確認できませんが、テスターでの導通がないのです。ルーペで見ると、どうも導電性インクの厚みが足りないようで、すけすけです。それで、条件の悪い屈曲部で内部断線を起こしているようです。
 仕方ないので、そこを迂回して極細のポリウレタン線でつなぎました。フィルム基板には半田付けはできませんので、保護印刷の一部を削って露出させ、線を導電性接着剤(wire glue)で固定しました。wire glueは最初液体ですが、乾くとカーボンの接触度が増すようで、導通がよくなります。合計11箇所のバイパス手術となりました。一応別の接着剤で覆って保護しましたが、ぽろっと取れたら終わりです。もう少し確実な方法があれば良いのですが、フレキシブルは扱いにくいものです。

アンパンマンレジスタ 再   2016.10.5

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 しばらく前に修理したアンパンマンレジスタの再入院です。
 今回は電池の液漏れでした、腐食が進んで電池BOXの半田付け部で線がちぎれています。周辺を清掃して配線をし直しました。外した線の被覆をむいてみますとみごとに全体に錆が回って真っ黒です。基板のハンダでそれ以上の拡散は止まったようです。

 外部の読み取り子機のコードもぼろぼろでした。これも交換しました。今回はこの線の事を報告します。
 コードは親機と、子機の付け根で被覆が割れて中の8本の細い線が丸見えになっていました。ケーブルの被覆が劣化して割れているようです。これは交換するしかないと、同じくらいの太さの通信用ケーブルで交換しました。交換作業で基板の部分はさわりたくなかったので、本体の付け根付近で線を切って中継接続しました。そのときにハンダするために被覆をはがすと余り見かけない芯線が出て来ました。リッツ線です(高価です)。イヤホンのコードなどによく使われている線です。赤矢印の先の拡大写真を見て下さい。樹脂の芯に銅の薄い箔を巻き付けた構造で、さらにこれを3本よりにして1本にまとめています。きわめて曲げに強いので、外部の被覆が割れても芯線が切れることは少ないでしょう。修理する必要もなかったかもしれません。見かけは悪いですが。
 ということで、外部被覆と、内部導体のスペックのあまりのアンバランスに驚いた一件でした。

Pino 2016.9.10

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 Pinoというロボットです。今は亡きツクダオリジナル製だそうで、初めて見ました。丁寧に保管されていて、紙箱や取説もあります。説明書を読むと、遊んでやると3段階に成長するという仕掛けで、かなり複雑な動きをするようです。当然センサーがいっぱい付いています。音、光、赤外線、両手のスイッチ、頭のスイッチと6種類のセンサーで外部の状況を捉えるのです。

 持ち込まれたときは反応しないと言うことでした。電池を入れるとモーターが回っている音がしますが、動きません。カバーをどんどん外していくと、胴体内のギアボックスにあるモータからプーリーとゴムベルトでギアを駆動しているのが見えます。まずゴムが緩んで滑っています。しかし、その先も空回りしているようです。ということはギアボックス内のピニオンギアの割れかと見当を付けて分解しました。案の定割れています。10Tの山道ドライブ用ピニオンで入れ替えました。直径22mmのベルトを院長から頂戴して交換しました。快調に動きます。

 次は腰の部分のギアボックスです。ここも同じ状況で、ベルトとピニオンギアがダメです。しかし、ベルトは少しましなようなので、滑り止めに松ヤニを塗ってそのままとしました。そのときにギアボックス内に見慣れないギアがありました。写真の赤矢印の先です。遊星ギアのようです。よく見るとモーターの回転方向で全く違う動作をさせていることがわかりました。右回転の時は足を動かすギアにかみ合い、歩きます。左回転になると別のギアにかみ合って腰を振るのです。

 これを駆動するHブリッジ回路が故障です(水色矢印)。基板を外して調べるとトランジスタ6個の普通のHブリッジ回路なのになにか変です。トランジスタは8850と8550で、普通に見かける物です。どう見ても変なのであちこちの情報を漁るとありました。8550といってもS8550、SS8550ではなく、UTCのHE8550、HE8850はピン配置が違うのです。前者は足を手前にして右からCBEの順。ところが後者はBCEの順で、2SC1815などと同じなのです(写真4枚目)。この基板にはこれが混在していてきわめてややこしいことになっていました。しかし、結果はトランジスタの半田付けの不良と判明し.修理して動き出しました。ところが、これ以後テスト中にモータの配線を短絡させてしまい、Hブリッジ回路を壊すという二次故障となりました。その後壊れたトランジスタを取り替えてやっと復旧しました。そのほか手のタクトスイッチの交換も終わりました。ゆっくりやったので、二週間かかりました。

取説です

クレーンゲーム  2016.8.28

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 今回お預かりしたクレーンゲームはまだ新しいものです。バケットを降ろすときに開いたままでは無く、閉じてしまうと言う症状。中を開けて見ました。3枚目の写真に水色の矢印で指しているのがバケットを開くためのブレーキです。歯車(ギアではなく三角の歯車)にバネ状の刃が食い込んでいます。今回はこれが緩んでいてバケットの重さを支えきれずに落ちてしまっていました。そのために閉じてしまうのです。
 まず、この歯を固定するために2枚目の写真の緑の矢印のように刃にゴムを貼り付けて、上からかぶせるケースにしっかり当たるようにしました。しかしテストするとこれでもまだ不足です。そこで、3枚目の写真の赤矢印の様に薄い紙を刃の後ろに挟んで、刃の当たりを強くしました。今度はしっかりブレーキがかかって落ちません。
 しかし買ったときからこんな状態だったのでしょうか???。全部納めてテストしました、快調です。
 ところで、いままでのクレーンゲームに見られなかったものが付いていました。4枚目の写真の青矢印の先。これ、実はモーターの次のギアに噛んでいましてモーターが動くとこの車もがんがん回っています。なにかの具合で動かなくなったときに手で回して外部から正常な位置に持って行くためのものだそうです。当然モーターの数と同じく3個ありまして、向こう側と下側にも付いています。今回の修理でもモーターを無理に回さなくてもこの車を指で回せばテストできますので便利でした。

ボクシングロボ ラジコン    2016.8.13

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 ラジコンのボクシングロボット。胸にパンチを浴びると首が吹っ飛んで動作が停止するというものだそうです。最低2台で戦わせる想定です。ラジコンが効かないということですが、100均アンプのセンサーでは送信機は正常のもよう。
 受信機は普通の超再生と、RX2Bを使った回路です。トランジスタの電圧は普通の状態で、電流が流れています。オシロで見てみるとどうもクエンチング発振をしていない模様です。
 出力側のバイパスコンデンサを別に付けても同じ。エミッタ側のクエンチング時定数のコンデンサを並列に別付けしたところ発振し始めました。送信機を操作するとちゃんと制御できます。コンデンサの不良のようです。チップコンデンサの手持ちが無く、マイラーフィルムの3300PFを付けて修理完了としました。やはり他の部品と比べて巨大に見えます。

 実はこれを調べ始めたときに、受信制御ICのRX2Bに電源電圧が来ていないことに気づきました。これが原因かと思ったらそうではなく、首が吹っ飛んだらRX2Bの電源を切ることで動作を停止しているのです。やむなく、テスト中は輪ゴムでしばって首が飛ばないようにしました。


カシオ キーボード SA-1   2016.7.24

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 カシオのキーボードSA-1。電源スイッチを入れても反応無しとのこと。今回の報告は修理のことより、キーボードの造りについてです。
 キーボードはアンパンマンを初めとしていくつか修理しました。そのほとんどがCOB(チップオンボード)といって、ICを基板に直接貼り付けたもので、ここが故障するとほぼ悲観的でした。キーボード内部はややこしい接続がいっぱいで、へたに曲げると線が切れたりします。カシオのキーボードはそういった予想を完全に裏切る造りになっています。

1.基板にコネクタがない。唯一外部との配線接続はスピーカーで、直接結線しています。そのほかは電源スイッチや、電池の極板まで基板上にあって、余計な接続箇所がほぼないのです。

2.基板の固定が基板両端に引っかかっている爪だけ(左側下の写真の両端を参照)。もちろんそれだけではなく、裏蓋をしてそこからビス留めはあります。つまり裏蓋を外した時点で固定は爪だけということです。

3.COBではなく、モールドされた個別のICを使っている。これは古い設計なので、今後こうなるという物では無く昔はよかったという話。

 とにかく修理サイドからするとありがたい機械でした。特に、ICが2個あるので、そのデーターシートをネット上で探しますと、なんとキーボードの回路図そのものが出て来ました。2個のICの内大きい方のはデーターシートは見つかりません。Okiの製品ですが、海外でも探している人がいました。小さい方はスピーカーアンプと電源制御が入ったICです。調査の結果、故障は電源が入らないのというもので、小さい方のICの制御ピンへの配線不良でした。右側の写真で赤い○で囲った部分が電源スイッチの配線で、ジャンパーの部分です。ジャンパーはワイヤでは無く、導電性の塗料で、キー接点の配線などと同じ要領で作られています。そこで、別線で迂回の配線を施したところ正常になりました。

バケットカー  ピニオン割れ   2016.7.8

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 TOY STATE社のバケットカーです。ラジコンではなく、有線リモコンで動かします。バケットが上下しないとのことで、分解しますと、ジュラコン製のピニオンギアが割れて動きが伝わっていないことがわかりました。モーターの軸に付いているピニオンでは無く、減速ギアの最後についていて、バケットについているラックギアに当たっている部分です。
 我々はモーター用のピニオンギア交換には、おもちゃ病院で数種類持っているものを使います。しかしこれはすこし様子が違います。普通よく使うのが0.5モジュール(ギア外経mmを、歯数+2で割った数字。同じモジュールならギアの大きさが違っても歯の大きさが同じなのでかみ合う)です。ところが、このギアは0.8モジュールの10枚歯で、手持ちはもちろん、ネットで検索してもあまり出て来ません(金属製の部品で高価なものはあるようです)。写真のギアで、右側の大きいギアが0.5モジュールです。歯が小さいのがわかります。
 他所のおもちゃ病院の達人はギアの自作までこなしておられますが、私にはそこまでのスキルもツールもなく、割れたギアの温存を模索することに。ギアが割れて滑っているので割れた部分が開かないように糸で縛ることを考えました。相手のギアが薄いギアなら、ピニオンの周囲に糸を巻くということができそうですが、相手はラックギアなのでピニオンの全面が当たります。そこでギアの歯に絡ませてみました。最初はナイロンテグス。4号で結構強いと思いましたが、全然ダメでした。少し伸びるのです。いろいろ探して極細のステンレスワイヤをほどいて構成の一部を取り出して縛ってみました。ワイヤはほどけないようにエポキシで固めました。
 うまく動きます。しかし、いずれこのギアの別の箇所が割れた時はどうしようもないでしょう。

ミステリー トーマス   2016.7.9

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 写真は機関車トーマスです。プラレールでは無くもう少し大きなもので、床を走り回るトーマスです。裏側には円盤に付いた車輪が回り、方向を変えます。走り回ってものにぶつかるとバックして、方向を変えてまた走るというよくできたしかけです。
 今回の修理は内部のギアの空回りで、最初ピニオン割れかと思いましたが、そうではなく当たりが弱かったようです。調整して調子よく走るようになりました。それより、報告書を書くときにはたとこまりました。こういう機構の名前をいままで知らなかったのです。まあ、ちょっと調べたらすぐに出て来ました。この機構は「ミステリーアクション」とか「ミステリー走行」というそうです。名前さえあれば、困ることはありません。車体の下でくるくる回って、方向を変える例のやつ・・・。

アンパンマン タッチであいうえお教室キッズタブレット 2016.6.11

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 長い名前のおもちゃです。タブレットで、文字の部分をタッチすると発音したり、楽器になったり、いろいろと遊べる知育おもちゃです。上から4行めの え 行が動作しないということで持ち込まれました。見るのは初めてのおもちゃですが、この手のは、行と列の交差部分のタッチを検出するのが普通です。開いてみるとフィルムに導電性塗料を印刷した構造です。

 ただし、前に修理したことがある、2枚のフィルムが押された部分で接触するという構造ではなく、静電容量の変化を検出するタイプのようです。フィルムはおそらく3枚重ねで、真ん中のフィルムの両面にパターンが印刷されていて、さらに保護のフィルムで挟み込むという感じです。

 原因はすぐにわかりました。写真下、左側にある2カ所のへこみです。上側のへこみ(矢印)にあたる配線が え 行の検出ラインです。この写真はタブレットを開いて居る状態でして、もともとフィルムが写真の右側にかぶさっている状態でした。赤い矢印の先のオレンジ色のプラスチックの部品に突起が有り、フィルムに当たっていたのです。2カ所ありますが、下側のは幸い影響していませんでした。

補修はフィルムの付け根のところのコネクタから直接細い線を延ばして、 え行の部分に貼り付けた銅箔に接続します(上の写真右)。実はこの方法はネットで探してすぐに見つかりました。奈良のおもちゃ病院の修理事例をそのまま使わせて頂きました。スムーズに動作します。

 奈良のおもちゃ病院でも同じく え行がダメになったということで、完全にメーカーの設計ミスです。念のために突起をすこし削っておきました。

ベッドメリー 音も作った  2016.4.9

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 ベッドメリーです。子供が生まれて、上の子のときに使ったベッドメリーを使おうと思ったら動かないし、音も出ない、光らないという状況とおっしゃってお持ち頂きました。調べてみましたが、COB(チップオンボード)のICが全く反応しない。基板の腐食による断線とかも見当たらず、お手上げです。持ち主にお話しして光る部分と、回転する部分は何とかしますが、音はちょっと無理ですと、あきらめてもらいました。

 持ち帰ってマイコンICで制御部を作り、3色のLEDによる色の変化を徐々に行う制御をしました(右側の写真で別付けの基板上の大きい方のIC)。なかなかきれいです。徐々に変化させるというのは、PWMという機能でパルスの幅を変えることで電流の平均値を制御しています。

 こうしたことをしていて、以前から気になっていたサイトの記事を読み直しました。やはり音楽を何とかしたいと思ったのです。実験にとりかかりました。そのサイトは「ELMWaveTable電子オルゴール」で検索すると見ることができます。ここにはプログラムのみならずサンプルも掲示されていて、これがすごくいいのです。

 時間がかかりましたが、めどが付いたので持ち主にもう少し費用を掛けても良いということで了解を頂き、製作しました。右側の写真で白丸の付いた小さい方のICです。オルゴールの感じの音が、きれいです。曲を入れるのはほんとうに苦労しました。midiを楽譜にし、プログラムに合うようにデータとして入力、変換していきます。やっと8曲入りました。まだ半分しかICのメモリ領域を使っていませんが、これ以上はちょっとつらい。曲は私の好みで日本の唱歌ばっかりです。

 MP3を貼付します。mpeg4動画となっていますが、中身はMP3で画像はありません。聞いてみて下さい。家人いわく、「古い曲やねー」。古いけど名曲です。
 今回もまた、ネットに情報を公表してくれた達人のおかげです。

*[MPEG4動画]

re:ベッドメリー 音も作った  2016.4.9 Nさん 5/07(土) [編集]

 マイコンはやはり秋月です。送料がもったいないのでできるだけまとめて買うようにしています。アリババも試してみたいとは思っていますが、まだ実現していません。
 インテルとモトローラとは懐かしい比較です。ほんとにその通りですね。私はMC6800のICを買って組み立てていました。なんか、また今も非主流派になっています。


re:ベッドメリー 音も作った  2016.4.9 Nさん 5/07(土) [編集]

大泉さんのサイトにはいつも助けて頂いています、ありがとうございます。
 今回のケースはLEDの制御に3本のPWMが欲しかったのでATTiny2313を使いました。これができてから音に取り組んだので、別物になりました。うまくいくかどうかや、時間的に間に合うかどうかもわかりませんでした。
 オルゴールは開発者のChaNさんの記事でクロック速度を上げるために内部PLLを使うことという指定もあり、さらにプログラム領域の大きさも2313では足りません。手持ちの関係でAtTiny85を使いました。megaのAVRなら1個で満足する仕様のものがあるかもしれません。
 不合理と言われればその通りで、原因はスキル不足に尽きます。音を出すこと自体これまでやっていなかった事で、今回泥縄式にノウハウをかき集めた結果です。


re:ベッドメリー 音も作った  2016.4.9 つつじが丘おもちゃ病院 大泉茂幸さん 5/07(土) [編集]

ご教示いただき有難う御座います。

おもちゃの修理で回収できそうなコストでは、調達先は秋月しか考えられませんが、秋月でもAVRは比較的に高いです。ChaNさんの性能要件からピン数を多く要求するとmegaになってしまいますね。

PICはアーキが汚いし機能・性能も低くて使いたくはないのですが、コスト面でPICを選択せざるを得ないのが現状です。昔のインテルとモトローラの関係に似ていますよね。

ところで、Nさんはマイコンデバイスをどちらから調達されていますか。


re:ベッドメリー 音も作った  2016.4.9 つつじが丘おもちゃ病院 大泉茂幸さん 5/04(水) [編集]

いつもお世話になっております。つつじが丘おもちゃ病院 大泉です。

ご教示いただきたいのですが、LED・モーター制御のマイコンとオルゴール演奏のマイコンを別にしたのは何故なのでしょうか。

①マイコンを2つ使うのは、相互乗り入れの路線で初乗り運賃を2重に払うような不合理を感じます。
また、マイコン間のインタフェースも余分に作らないといけません。

②逆に言えば、このおもちゃで複数のマイコンに機能分散することのメリットとして、どんなことがあるのでしょうか。

宜しくお願い申し上げます。


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独楽 に加速度センサー  2016.2.28

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 これはコマです。上部のハンドルを回してねじを巻き、リリースするとハンドルからコマが外れて、回るしかけです。回ると内部にある加速度(遠心力)センサーが働いて電流が流れ、LEDがぴかぴか光ります。その反対側にはなんとレーザーダイオードが付いていて、回りに赤い光のビームをまき散らします。ビームは見えませんが周辺の壁や、物に当たって赤い光跡が走ります。
 写真右の矢印の先がそのセンサーです。スプリングがケースに入っていて、遠心力がかかると周辺に当たって、電流がながれると言う仕掛けです。レーザーはこどものおもちゃとしては危険な物ですが、回転しない限り光らないのでそれが安全策ということなのでしょう。

アンパンマンマジカルシロホン  2016.2.13

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 マジカルシロホンというのは、たたいて電子音を出す仕掛けで、音板の裏に貼り付けてある圧電素子(ピエゾセンサー)がたたかれたことを検出して電子音を出します。数字のちょうど裏側に直径2cmのセンサーを貼り付けてあります。古くなるとこれが壊れたり線が外れたりします。センサーの周辺は金属なのでしっかりしていますが、中央はセラミックに金属を蒸着した構造できわめてもろく、はがれやすくなっています。
 これをたたいて音を出すので、まあ、壊しにかかっているようなものです。ハンダがはがれたものは少し離れた場所に付け直すとなんとか性能が戻りますが、セラミックが割れて半分ほどになっているのは感度そのものが低下しています。強くたたかないと音が出ません。たまたま大阪に行く用があり、ついでに日本橋で探すといろいろ見つかりました。写真の円形の部品が圧電素子です。買ってきたのは左から@20円、@30円、@60円と3種類。@30円はさびて黒くなっていますが、すこし磨けば大丈夫。@60円のはきれいで蒸着した金属(たぶん銀?)が錆びていません。性能はいずれも良好でした。@20円のがとりわけ高感度でこれは掘り出し物です。
 さて感度の悪いところを交換します。


re:アンパンマンマジカルシロホン  2016.2.13 ドクター Nさん 2/23(火) [編集]

 @30円のは外れでした。少し磨いても全くハンダがのりません。@20円のはすごくよくのります。交換してみたらすこぶる調子よく鳴ります。掘り出し物です。

 外れと書きましたが、その後磨かずにハンダを乗せたらうまくいきました。磨いて蒸着がはげたようです。セラミックにはハンダはのりません。@30円のも無駄にならずによかった。


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CCPトヨタランドクルーザーダカールラリー2013  2016.1.24

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 ラジコン4輪駆動車です。後退はするが前進しないというお話しなので、受信制御部は生きていて、モーター駆動のあたりが故障と思われます・・と簡単に考えていました。Hブリッジのトランジスタをチェックすれば・・・ない。代わりにICが付いている(写真右の矢印部)。
 そこで、いつもお世話になっているおもちゃ病院新津(http://sejii.blog.fc2.com/blog-entry-255.html)のブログから頂いて資料に閉じてあったのを探すと、どんぴしゃの回路図がありました。それによるとICはMOSFETが2個(P型、N型)入ったものでした。
 後進はするということから信号を追いかけると、ICの右半分が壊れていることがわかりました。そこで、壊れた部分の足をカッターで基板から切り離して、代わりにFETとダイオードを外付けしたところ前進もするようになりました。
 驚いたのは、ICの半分が壊れたということです。各社のデータシートを見ると、個別の半導体2個を1個のパッケージに封入したとうたっているものもあります。これもそういう仕様で半分は生き残っているということかもしれません。
 回路図が無ければどれだけ苦労したか、この場合はICということであきらめていたかもしれません。貴重な資料の公開、いつもありがとうございます。

アンパンマンことば図鑑DX 完敗 2015.1.8

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 送って頂いたことば図鑑のペンですが、電源ランプが点灯せず、反応無しという状態。開いてみました(写真下)。昇圧はしていて、3.6Vほど出ています。画像処理のICに接続されている水晶は16MHzで、ちゃんと発振しています。ところが、そのほかの部分は3.6Vか、0Vの直流状態で反応無し。いろいろ試してみましたが、今の技量では故障原因もわからず完敗です。一応、状態の記録として各部の電圧などを記録し、写真もとりました。ところが、その後持ち主から部品取りに提供してあげようとのうれしいお言葉をいただきました。このおもちゃはけっこう持ち込まれることがあるので、これは助かります。
 しかしまた勝率が下がってしまった。

LeapFrog sipn&sing alphabet zoo 2015.12.12

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 リープフロッグというアメリカ?のメーカーが出しているスピン アンド シング アルファベット ズー という長い名前のおもちゃです。ドラムみたいな所を手で回転させると、止まったところのアルファベットに応じた動物の名前を言ったり、歌を歌ったりする知育おもちゃです。もちろん英語のネイティブの発音です。
 所々で鳴らないという症状です。接点の接触不良くらいかと軽く考えていました。裏面を開けて見ましたが、接点にたどり着けません。いろいろ見た結果、どうもドラムの横を開かないとだめのようなのです。ついにあきらめて、ドクターO(オー)に相談、しばらく診てもらうことにしました。しかし、できたという連絡が無いまま今日の開院日を向かえました。
 さらにみんなで見てみましたが、どうしても開け方が判らない。まさかドラえもんロボットみたいに切るわけにもいきません。完全に壊れてしまった訳ではないので、持ち主にお話ししてそのまま使ってもらうことにしました。
 今回は完敗です。もしどなたか、開き方をご存じでしたら是非ご教授ください。
 写真は全体(左)と底を開いているところ(右)です。

修理ツール アンプ   2015.11.26

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 以前おもちゃ病院のホームページをあちこち見ていたときに見かけたのがこれ。これは便利そうと思い、作ってみました。小型のアンプに電源表示のLEDとスピーカーも付けました。今回TVゲームの修理で便利に使いました。私の室内にはTVがないので、音だけで動作を見ながら作業するのです。音はそちらに目を向けなくても聞こえるので便利なのです。
 スピーカーもアンプも100均製品、テスト棒は日本橋で100円。占めて300円也。
 この書き込みを作るのに再確認したら、なんとドラえもんロボットの修理法でお世話になったあの、おもちゃ病院新津(新潟)のホームページでした。感謝。
http://sejii.blog.fc2.com/blog-entry-362.html

ドラえもんTVゲーム  2015.11.22

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 この日3台お預かりした内の1台がこのゲーム。普通ゲーム類は修理できないのですが、これはおもちゃの部類と言うことで引き受けました。
 タッチキーボードの動作不良のようで、スタート時点の名前を入れるところから進みません。キーボードを貼り付けてある両面テープをドライヤーで暖めて、ゆっくり引っ張るとはがれました。黒いのはカーボンで、ここに電極を印刷したフィルムを押しつけて操作しています。
 よく見ると端っこのほうのパターンに黒い筋が付いています(右上の写真中央付近)。このため、電極が常時導通状態になっていました。なにか上から強く押しつけたのでしょう、下のカーボンが一部はがれてパターンに付着したようです。アルコールで掃除すると導通は無くなり、全体の動作も正常になりました。
 複雑なゲーム機の動作を全部確認することは不可能ですので、簡単な動作確認をして修理完了とします。
 ゲーム機の修理を引き受けないのは動作確認がまずできないからです。こういったおもちゃなら、想像であるていど動作確認できます。

ナノファルコンα (赤外線リモコンヘリ) 2015.11.22

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 定例の開院日にお預かりしたヘリです。小さい。本当に小さい。ナノという名称は伊達じゃないというわけです。横の五〇〇円玉と比較してみて下さい。
 故障はコントローラの方で、電源スイッチの具合が悪いということです。接点がおかしそうなのでさっさと予備品と交換しました。うまく動きます。動作テストではブーンと言う音を出してすごい早さでメインローターが回ります。でも壊すのが怖いので飛ぶまではやっていません。
 当日に時間があればその場でお返しできたのですが、この日はドクターの出席者がたまたま少なく、手一杯でお預かりして入院ということになったのでした。

ドラえもんザロボット DTR-01B 2015.11.22

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 しばらく間が空いてしまいました。決してサボっていたわけではないのですが。
 
 今回は修理依頼で送っていただきました、ドラえもんザロボット。オーナーさんはすでにいろいろとお調べになっていて、たぶんこれと同じ症状なので、スピーカーの故障ではないかとの予想を付けてのご依頼でした。その参考のホームページが http://plaza.rakuten.co.jp/sejii/diary/201402170000/ これ。すごい内容でして、きわめて詳細な修理手順を記録して公開してくれていたのです。ありがたくそのまま指示に沿って作業を進めましたらなんとか問題のスピーカーにたどり着きました。なるほど断線しています。同じ直径のものと交換したらしゃべるしゃべる。あとは元に戻すだけです。
 
 頭を鋸で切っていますのでどうしても隙間は開くわ、傷も付くわという作業になりました。お許し下さい。
 
 写真は上から順に頭を鋸で切っている途中。やっと切断完了で2つに分離したところ。故障したスピーカーを交換したところ。修理が完了してしゃべっているザロボットです。

 ブログで情報公開して下さったおもちゃ病院新津(新潟)のse-jii さんありがとうございました。

アンパンマンレジスタ   2015.7.11

添付画像
 

 遠方から修理に送って頂いたものです。全く動作しないということで、内部を調べたところクロック発振用の水晶モジュールが壊れているようで、クロックパルスが出ていません。
水晶は時計用の、円筒型ケースに入った32.768Khzのものです。この数字はディジタル回路をさわった人はおなじみの数字なのですが、2でどんどん割っていくと1という数字になります。時計はこれを1秒としてモータを駆動しています。

 手持ちの部品でこんなのは無かったので、いつものマイコンのICで作ることにしました。適当にプログラムして発生したパルスの周波数を測って近い値に合わせるといういい加減な方式です。きっちりした数字にはならず、約33Khzになりました。レジスタのICにこれを注入すると、ちゃんとしゃべり始めましたのでひと安心。パルスの周波数誤差が気になりますが、時計機能は入ってないようなのでそのままにしました。送料が無駄にならなくてよかった。


 (写真の矢印の先にあるのは外した水晶モジュール。その右下が8ピンのマイコンIC。裏返して、接着剤で止めています)


血液パック(献血ネタです)

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 おもちゃネタがずいぶん途切れていまして、三度目の献血ネタです。

 先日例によって今年前半の献血に行きました。いままで、問診票は紙のマークシートだったのが、タブレットの画面をタッチペンで押していく方式になっていました。医師の診察と血液検査は同じです。いよいよ採血台に乗って待っていると、看護師さんが血液パックを取り出しました。パックは写真のような半透明のプラスチック製の袋で、チューブが付いています(これは献血用のものとは違います。単なるイメージ写真です)。

 これまでと違うのは袋がえらくたくさん重なっています。4〜5枚重ねのようでした。今回は400CCだけのはず、まさか2000CCの袋か?さっそく聞いてみました。「ご安心を、この一番上の1枚だけですよ」というお答え。では、あとのたくさんの袋はなんでしょうか。実は採血後、袋から袋に移動させて、その間にあるフィルタを通して、白血球を取り除くのだそうです。そのフィルタとは、1辺が約10cm、厚さ5mmくらいの正方形をした透明のプラスチックで、二箇所のスミからチューブが伸びて、袋につながっています。なかなか複雑なしかけでした。

 看護師さんは、これの扱いをミスって器具を廃棄しなければならなくなったりすると、「高いんやぞ」とけっこう怒られます、とのことでした。

アンパンマンふりかけ (おもちゃネタではありません)2015.1.9

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 ご飯にかけて食べる、ふりかけです。なんでもアンパンマンなのは驚きませんでしたが、中を見てびっくり。アンパンマンの顔がそのままいくつも入っています。ご飯にのっかるアンパンマンです。かまぼこ味だそうです。

ピギーコック 達人ドクターH氏がみごと復旧 2014.12.23

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 このおもちゃは、その昔ブリキ製だった物の復刻として3000個限定で発売されたそうです。豚のコックさんが目玉焼きを上手にひっくり返すという趣向です。今は電池でモーターを回していますが、昔のはたぶんゼンマイだったのでしょう。
 今回の症状はフライパンの目玉焼きが裏返らないということでした。じっくり眺めて腕を動かすカムが当たる部分の欠落を発見したのですが、補修してもぜんぜんひっくり返りません。さっぱり判らないので、研究会の時に達人ドクターのH氏にお願いしました。
 その結果、私が想像したよりもっと大きく部品があってそれが欠けたと思われるということでした。そしてHドクターが補修後、動作を記録したのが、この動画です。
 みごとに目玉焼きがひっくり返っています。すばらしい動きです。

*[WMV動画]

サンタ人形  2014.12.23

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 このサンタ人形は数年前にコカコーラの付録として付いていた、光りが点滅するサンタさんです。コイン電池が切れたら終わりという仕様でしたが、もったいないので外部電源をつないでいままで使っていました。ところが、今年1個のサンタさんが光らなくなりました。調べるとLEDの不良か、それともLED内蔵の点滅回路の不良かで光り方がごく弱くなっていました。修理は交換しかないので、3個ともLEDを交換して点滅回路を追加しました。

 点滅というと昔のエンジニアは555という名称のICを思い出します。タイマのICで昔はよく使いました。今回はおなじみのマイコンICです。8ピンなので、555と同じ形状。しかも555のように抵抗とコンデンサで動作時間を設定するという必要もありません。写真にあるように外付け部品は無しです。しかも1個のマイコンICで出力が5個取れるので、本当は5個のサンタさんを駆動できます。私が持っていないだけです。

 点滅タイミングや、速度などはプログラムで設定できます。一斉に点滅するのではおもしろくないので、微妙にタイミングを変えると、3個の点滅がばらばらになります。1個50円のICですが、実に強力です。

品質向上なったアンパンマンキーボード 2014.11.30

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 11月最後の日は県立体育館で「学びの日」と称する催しがあり、おもちゃ病院も出張診療しました。毎年たくさんの人が訪れますし、おもちゃの修理依頼も多いので楽しみな日です。
 写真は時間がかかりそうで入院ということでお預かりした、アンパンマンキーボードです。この機種はほんとに人気があるロングランのおもちゃで、これまでたくさんのバージョンが出ています。しかし故障が多いのも確かで、よくある故障は中心のIC固定部分です。電子回路は紙フェノール(ベークライト)という材料の板に薄い銅箔で配線しています。これにICをハンダ付けしてその上に樹脂を流して固めるというのが従来の方法でした。この板は安いのですが、水分の吸収や、周囲の温度変化でICが取れやすいのです。こうなるとおもちゃ病院の手には負えません。メーカーに出してもほぼ修理できないでしょう。
 ところが、このバージョンを見て驚きました。下の写真の中央当たりに黒い丸があります。これが樹脂で固めたICですが、この部分だけ一辺3cmくらいのガラスエポキシ基板になっていて、それが大きなベークライトの基板に乗っかっています。これなら大事な部分は故障率が格段に低くなります。実際今回の故障もIC部分では無く、それより先のアンプとスピーカーの間の配線でした。
 これからはアンパンマンのキーボードは直る確率がぐっと上がるでしょう。

トイレネタ (おもちゃとは関係ありませんが) 2014.11.24

 3連休の最終日、好天続きで家に居るのはもったいないと、家内と外出。近くの九度山町にある慈尊院へ。そしてその横を通っている高野へ続く町石道をすこし歩こうということになり、登り始めました。山はすっかり紅葉してきれいです。途中で小さなお寺がありまして、覗いてみました。お昼時で家族づれの方が山内のベンチでお弁当を食べていました。のどかな光景でした。このお寺の石段の下に、公衆トイレと看板がついているきれいな外観のトイレがありました。その壁にパネルがはってあります。金属の銘板で「多目的トイレ」とあります。

 思わず、本来の目的以外にどう使うのか考えてしまいました。うーん。

 帰宅後調べてみたら、車いすが入れるなどの配慮がされているトイレと言うことらしいですが、ネーミングがねえ。

スピニングボール  2014.11.8

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 遠方岩出市からおいで頂きました。スピニングボールという名前?中央の円盤が回ってボールを穴に押し出します。しばらくすると右奥の円筒から飛び出てきて、赤いらせんを降りてくるというしかけです。
 こどもが上に乗ってしまって円盤が回らなくなったというお話し。故障はケースの中にある制御回路で、モーター制御の配線が導通していませんでした。その他は特に故障はなく、音楽やおしゃべりもするし、スイッチを押したときの反応も正常。円盤が回らないと、ボールを跳ね上げる機構も動かないのです。ここはバイパス線をつないでOK。ちゃんと動くようになりました。

 このおもちゃはKidsⅡというメーカーの製品で、基板の材料はおもちゃに良くあるベーク基板では無く、ガラスエポキシです。たぶんケースに固定されているので、ケースがたわんだときにストレスがかかって配線の一部がクラックを起こしたなどがあるのかもしれません。目視ではわかりませんでした。基板が高級なので、よくあるIC部分の故障は起こりにくいようです。ほかにも、ビスがきれいなメッキ仕上げ、筐体のプラスチックの厚さ、ケース上下の嵌合部の作り、発生音の質、さらに配線の固定など作りがすごく丁寧なのです。高級おもちゃです。

 難点は、カナダ向けの製品でしゃべる言葉が総て英語ということくらい。電源スイッチに学習モードがあり、「Let's lern」としゃべります。知育おもちゃです。

偶然でしょうが・・・  ことばずかん3台目 2014.11.3

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 前回の1000個目はクレーンゲーム。このときはおもちゃ病院に3台のクレーンゲームがならんだのですが、今回は「あんぱんまんおしゃべりいっぱいことばずかん」というおもちゃです。同じ日では無いのですが、1ヶ月の間に3台の「ことばずかん」が来ました。そのうちの2台がこれです。めでたく直ったので、次回の診療日にお返しできます。
 しかし、2度有ることは・・という言葉通り3度目がまた到来でちょっとびっくり。そういえばちょっと前にはあんぱんまん自動車という大型のが2台来ましたね。


re:偶然でしょうが・・・  ことばずかん3台目 2014.11.3 大泉茂幸さん 12/25(木) [編集]

つつじが丘おもちゃ病院(三重県名張市)の大泉です。
初めまして、お世話になります。
当方にも「アンパンマンことばずかんDX」が持ち込まれます。今までの実績では、バーコードセンサーソケットの半田外れと10MHzクリスタル不良の2件は直ったのですが、他の2件は故障個所が判明せず修理できませんでした。
貴おもちゃ病院ではどのように故障切り分けをしておられるのか、ご教示いただけないでしょうか。
当方のメールアドレスは
qwertzxcvb@tcat.ne.jp
です。宜しくお願い致します。


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1000個目ゲット!  2014.10.26

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 おもちゃ病院開設以来の修理依頼1000個目がこのクレーンゲームでした。5年で1000個という院長の希望にはちょっと間に合いませんでしたが、この日めでたく目標突破となったそうです。

 この日は奇しくもクレーンゲームが前回からの継続も含めて3台並びました。1台は残念ながら内部のIC不良らしく、電子回路が全く反応しないので治療不可でお返ししました。残り2台は治療中です。私がお預かりした1台は内部のモーターに付いている歯車(ピニオン)が割れていて空回りしていました。さらに前後に動かす歯車も割れていて計3個を交換しました。電子回路は異常なく、組み立てたところ正常に動作しています。

 写真は駆動部ですが、3階建ての箱にモーターが3個、ギアがたくさん。組み立てはすごく複雑で、以前院長からもらった資料をもとになんども試行錯誤。できてみればそれほど難しかったように思えないのですが、最初は五里霧中状態でした。先人は後輩が苦労をできるだけ軽減できるようにと資料にしてくれたのです。

はらぺこあおむしロッキング  2014.9.28

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 今回のは大きな青虫。ロッキングのぬいぐるみです。子供が乗って遊ぶものですが、大きな力を加えたら中がぐらぐらになったということで、入院しました。

さて、慎重に糸をほどくと、現れたのは結構太い木の骨格です。そのまわりに例によって膨大な化繊綿が入っています。木材は4個でこれを細いくぎで留めてありました。釘と言うより太いピンという方がいいくらいで直径約1.5mmくらいの細長い物で、これが抜けて骨格が緩んでしまっています。そこで、長くて太い木ねじで留めることにしました。木は結構厚い物を使っていて頑丈になりそうです。

 ここまではそこそこの時間でできました。問題はここからです。とにかく縫い物は苦手なのです。ほどいたのは3カ所で、綿でぱんぱんのぬいぐるみは縫いにくいことこの上なしです。しかし案外きれいにできました。こんどはがっちりしています。しかし、外から見える部分は結構太いボルトや木ねじを使っているのに中はピン留めとは手抜きのように思えてなりません。これ、結構高価な製品なんですがね。


re:はらぺこあおむしロッキング  2014.9.28 Dr.N さん 1/05(火) [編集]

すみません。コメントしていただいたのに音沙汰無しにしてしまいました。少し古いところはチェック漏れとなっています。「お問い合わせ」でしたらメールになりますので確実です。修理ですが、基本無料です。これなどは材料と言ってもねじ釘だけですので、当然無料です。


re:はらぺこあおむしロッキング  2014.9.28 はらぺこママさん 9/14(月) [編集]

はじめましてこんにちは。
先日お友達親子が遊びに来て、これと全く同じはらぺこあおむしロッキングを壊されてしまいました。グラグラしていて、同じような感じかと思います。
修理を検討しているのですが、送料などを除いておいくらほどで承っていただけるのでしょうか。


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合作 ベッドメリー 2014.8.29

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 串本の方からお送り頂いたベッドメリーですが、中のICが不良(というよりたぶんICと基板の接続が不良)で、スイッチの応答も、音も全くダメでした。こうなると完全な修理は無理なので、持ち主にご相談して音以外を再現する方向で修理に取りかかりました。スイッチを入れたら15分間モーターが回って止まるという動作です。その間にライトのスイッチを押すとLEDが点灯します。

 ここは、またマイクロコンピュータの組み込みです。スイッチ2個の入力、モータ、LEDという2つの出力なのでコンピュータICは1個で十分です。春からプログラムの勉強をしている、高1のドクターS君にやってもらうことにしました。何度かテストしながら作り、タイマー部分はできましたが、スイッチ入力の処理が時間切れとなりました。夏休みが終わって学校が始まったのです。そこで、残りは私が作り、合作となりました。テスト中です。うまく動いているようです。まもなくお返しできそうです。

声には反応しない?  2014.8.9

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 台風11号接近で開店休業覚悟だったこの日、それでも来て下さいました。活動記録のところに写真が出ていますが、持って来て頂いたポケモンの赤外線コントローラの修理を待ってもらっている間に、別のドクターが修理完了したアンパンマンSLのテスト走行を見て喜んでくれたという場面です。

 このSL、煙突にマイクが入っていて音を検知します。そのマイクも壊れていて、修理を担当したドクターO(オー)がちょっと手こずったお話しです。

 ドクターOが、壊れたマイクを交換して組み立て直したが音声に反応しないということで、私も入れて3人で見直していました。分解して私が音への反応を見ました。動きます。組み立てると動かない。おかしい、どこかに配線の接続不具合か、ショートがあるかも知れないとまた見直しです。実は私が音を出すと動く、他の人だと動かない。答えは笛でした。ドクターOは声、私は口笛でやっていたのです。それが判ってからは、組み立て直してもちゃんと動きます。私も大きな声を出しましたがそれでは反応しません。たぶんもともと笛か何かが付属していたのではないかと想像しました。

 しかし、おもちゃを取りに来てくれた持ち主の方も、孫のおもちゃでよくわからないということでした。後日ネットで検索、これを発見して納得した次第です。ドクターOは取りに来てくれた方に、たぶん笛があったと思うと説明していました。正解だったのです。

 

かわいいスイッチ   2014.7.27

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 キーボードの修理です。電源が入らないというお話しで、調べると電源スイッチの不良でした。このスイッチ、ボタン(写真の緑色ボタン)は大きいのですが、内部のスイッチ部分は極小です。分解して掃除しましたが改善せずでした。極小で接点を磨くなどは無理です。別のスイッチ(キーボード上同型スイッチ)を使うことにしてさっそく取り付けました。

 修理完了と思ったのですがそこで、気づきました。そういえばキーボードには突起やカドが徹底的に無い。他のおもちゃでもそうです。このスイッチでは子供が間違って手の甲を引っ掛けてけがをする可能性がある。そこで、やわらかいプラスチックのキャップをかぶせたらと材料を探しましたが無い。他日買い物ついでに100円ショップを覗いて見つけたのが手芸用ビーズです。いろんな形、大きさ、色があります。今回選んだのは無難に直径1cmくらいの玉です。ハート型や、星形は好みもありますし、見送りました。ビーズですので、糸を通す穴が空いていて、ちょっと広げたらレバーがぴったり納まりました。「ちょっとかわいい」スイッチになりました。

ゆめる  2014.7.12

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 4月に修理したおしゃべり人形の「ゆめる」くんが再入院です。前回と同じく左手のスイッチが効かなくなったそうです。内部の配線に使われている電線はちょっと硬い目のビニール被覆でして、そのために前回の故障となったのですが、さて今回はどうか。

ありゃ、同じところが切れています。半田付けでつなぎ直して、収縮チューブをかぶせてあったのですが、これが硬くてかえって切れやすくなったようです。今度はずぼらをせず、スイッチを取り出して、配線材そのものを交換しました。細くてすごく柔らかい物を使いましたので、たぶん切れにくいと思います。

 前回はつい、切れたところをつなぐという安直な修理方法を採用したのがまずかったのです。切れたということは、よく曲がることがあるという証明ですから。今回は苦手な針仕事もしっかりやりました。次回お返ししよう。

またやっちまった!  スーパーオートトミカビル 2014.6.14

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 また部品が余ってしまいました。今回のはスーパーオートトミカビルという、らせん階段が回るしかけ。モーターが動かなかったのですが、原因はグリスが固まっていたことでした。モーターの軸受けを洗って注油。調子よく回り始めました。楽勝、と思って蓋を閉じたら4センチちょっとの白いプラスチックが1個残りました。ちゃんと動いているのに・・・。蓋を開けて仲間にも見てもらいましたがわかりません。持ち帰ってしばらく眺めることにしました。

 うーん、今回はダメです。ところがネットで検索すると、同じ種類の修理記録を載せているブログを発見。早速メールで教えを請いました。山形県の方ですが、なんと速攻でお返事を下さいました。ブログの写真のこのあたりをみてくださいという内容でした。それまでわからなかったのにちゃんとブログの写真には写っていたのです。この部品、スライドするギアに連動して動く軸受けだったのです。あとは簡単でした。慎重に組み戻して、完治しました。22日にお返しできます。ありがとうございました。

 ということで、いつもの悪い癖が出た結果でした。分解時にはメモでも写真でもとにかく記録するという基本を忘れたためです。ちなみに上記の方のブログにはそれについても書かれていまして、身にしみました。ま、次からは気をつけよう・・・といつも思っているのですが。 
(今回文字をちょっと大きくしてみました)


re:またやっちまった!  スーパーオートトミカビル 2014.6.14 Dr.Nさん 1/05(火) [編集]

すみません。こちらも少し古い記事へのコメントはチェック漏れで、音沙汰なしにしてしまいました。いまごろですが、お答えします。http://pura4188.n-da.jp/ このブログです。ぷらせんの菅原さまです。


re:またやっちまった!  スーパーオートトミカビル 2014.6.14 赤塚さん 5/09(土) [編集]

山形の方の修理ブログ教えて下さいますか?


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タッチキーボード 2014.5.25

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 5月10日にお預かりした、くまさんオルゴールともう一つがこれでした。内部のフィルム配線が折り曲げで切れていました。写真にはもう一つ折り曲げ部分が写っていますが、ここは印刷が曲げの内側なので、導電性塗料が割れないようです。これはこまりました。フィルム上なのでハンダ付けが使えないのです。普通の基板ならハンダ付けでバイパスすれば楽勝なのです。

 しかたがないので、別の場所で絶縁物をカミソリではがし、そこにビニール線をむいて置きました。その上からテープで押さえて、さらにスポンジでおさえます。直りました。ちょっと心配でしたが、25日におもちゃ病院会場に持って行き、お返しするつもりでした。ところが、最終のテストでつまずきました。どうも置いてある電線が接触不良のようです。あきらめて今回は持ち帰りました。出直しです。
 
 いろいろ考えた結果、電線をそのまま使うのはやめ、細く切った銅箔をおいて、接触面積をかせぐことにしました。テープでの固定もこのほうが安定するように思います。これでしばらく様子を見て次回(6月14日)にお返しできればとおもっています。

 作業を完了して約1週間、時々電源を入れて様子を見ています。安定しているようです。次回まであと1週間と少し。なんとかお返しできそうです。

くまさんオルゴール (続き)

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 やはり欠けたギアは交換しないとだめなのですが、第3ギアというのが難物です。第4ギアのように、プラスチックのハウジングをちょっと持ち上げてはめ替えるという手が使えない位置にあるのです。しかたなく、ゼンマイのハウジングを外しました。ギアを交換して元に戻そうとすると、入らない。ゼンマイが結構な力を持っていて、腕が2本では作業が困難なのです。何度もトライしましたが、ゼンマイにはじき飛ばされました。

 こうなると達人にすがるしかないと、ドクターHに助けを請いました。ゼンマイのハウジングはあっさり入ったのですが、簡単に交換できたはずの第4ギアがおかしい。その次の風車との位置がずれています。刃こぼれしたギアと比べると、微妙に寸法が違うので合わないのです。最後の手段で、部品取り用のオルゴールにドラムと弁を移植するということに。手間は同じで、ゼンマイのハウジングまで外す必要があります。時間がかかるため、Dr.Hに丸投げをさせて頂きました。数日後、できたよという連絡で受け取りましたが、完璧です。本物とちがうのはゼンマイの関係で演奏時間が少し短いこと。私はケースに収めてぬいぐるみに入れ、糸で縫い合わせるだけでした。

 写真はもとのオルゴールメカ(左側 サンキョー製)と、移植した外国製メカ(右側)。

アンパンマンキッチン  2014.5.10

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 くまさんオルゴールと同日にお預かりしたアンパンマンキッチン。全く動かないと言うことで、調べますとICにたどり着きました。まだ割合新しい物で、ほこりなども入っていません。どうも安価な基板に直接樹脂で固めたICは内部の配線が壊れるのか、熱で破壊されるのか故障が多いようです。こうなると全く手の施しようがありません。持ち主にご相談して音楽や歌は鳴りませんが、動きだけでも再現する方向で修理することにしました。

 前にも採用したマイクロコンピュータの出番です。今回はレンジと食器洗い機の2系統で、モーターとLEDの明滅を制御します。使うマイコンのICは入出力の数が5本で、ちょっと足りない。奮発して2個使いました。@50円なので、材料代は100円かかりますとお伝えしておきました。組み込むプログラミングは私自身が学習しながらですので時間がかかり、お返しする前日にやっと完成。基板に組んで本体に入れる配線作業はそれからわずか2時間です。

 今回も「わー、動いてる」と笑顔で喜んでくれました。私も久しぶりにプログラミングをたっぷり楽しみました。これで、組み込みは3例目です。

くまさんのオルゴール  2014.4.27

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 今回お預かりしたのは2台のおもちゃ。1台はアンパンマンキッチン。もう1台はくまさんオルゴール。キッチンは電源を入れると音楽が鳴って、レンジや流し台が動くというもの。うんともすんとも言いません。配線は正常。ICの不良のようです。どうも悲観的です。
 オルゴールは分解すると3番ギアの歯が1枚欠けているのが見え、これと思ったのですが、よくよく考えるとこのためにオルゴールが一気に巻き戻ってしまうと言うのがおかしい。もう一度外した4番ギアを見ると院長先生の予想通り1枚欠けていました。ここが欠けるとオルゴールは一気に回ってしまいます。4番ギアは予備部品を院長先生からお預かりしていたので交換。動き出しましたが、3番ギアの欠けの所に来ると音楽がちょっと飛びます。無理な力がかかって、いずれとなりのギアもかけていく可能性大です。さてどうしよう。

ゆめるちゃん  そして 「献血しました」追伸   2014.04.27

 今日は結構お客さんが来てくれました。ユメルちゃんというぬいぐるみを担当しました。苦手なんですが、まあ最初から左手スイッチの配線が切れているらしいということをお聞きしていましたので、すぐたどりつけました。やはり切れていました。つないで修理完了。苦手な縫い合わせも完了して即日退院となりました。めでたし。

 先日の消毒の話ですが、いろいろとネットを見ていますと、どうもイソジン消毒液を乾かさないと効かないというのは、違うような感じです。塗ってからしばらくするとヨウ素イオンが遊離して、消毒効果を発揮するというのが正解で、乾かないとダメ、ではないようなのです。まあ、塗って2〜3分もすれば乾くんですが。本当はたっぷり塗って1〜2分待ってというのが正しく、乾いているかどうかとは別なのだそうです。
 その前のアルコール清拭については皮膚上の有機物を取り去るのが重要な役目だそうです。

 ヨウ素はフッ素や塩素と同じ仲間のハロゲン元素で、その強力な酸化力で消毒するということです。

献血しました   おもちゃネタではありませんが・・ 2014.04.19

 今年も行ってきました。春の献血。普通に400CCです。献血は、それができる状態であるということを喜ばなくてはなりません。ちょっと体調が不良とか、血液が固まりにくくするような薬を常用しているなどでもアウトです。できる間は定期的に行くつもりです。

 さて、今回聞いたのは消毒用のアルコールの事。普通はエチルアルコールやイソプロピルアルコールを使います。エチルアルコールはお酒の成分と同じなわけで、その効果が出るのです。献血は医師の問診のあと、検査用の採血をして血液型や比重を確認します。ここで比重が低いと献血できません。私の次の次に検査した人が残念ながらと言われていました。
 
 無事検査を終え、採血台に横になって先ほどとは反対側の腕を出して消毒を始めました。例によってアルコールとイソジンです。アルコールはすぐ乾きますが、イソジンはしばらくかかる。聞きましたら、乾かさないと消毒効果が無いそうなのです。塗って約1分〜2分くらいで効果が最大になるそうなのです。テレビドラマでイソジンをぶっかけて、すぐに切っている外科医がいます。急いでいるのでしょうが、あれはだめなんですね。

 それはいいとして、看護師さんが先ほど検査した方を見せて下さいといって見せますと、消毒したところが赤くなっていました。曰く「お酒を飲むと真っ赤になるほうでしょ」、その通りです。アルコールを塗っただけで同じような反応になるとは知りませんでした。看護師さんは「私は塗っても全然色が変わらないんですよ」。「お酒を飲んでも?」、「はい、赤くなりません」。

 と、こんな話をして帰ってきました。

バスのドア 2014.04.04

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 バスのドアを開け閉めする棒が1本折れていました。つなげばいいんですが、接着剤というのはそんなに簡単に効いてくれない。広い接着面があって、素材に適した接着剤というのが条件です。棒が折れたのをつなぐという場合は、接着面が小さく付いてもちょっと力をかけると簡単に外れます。
 今回は骨折の治療と同じで添え木を別のプラスチック板で作って棒に貼り付け、さらに穴を空けてテグスで縛りました。添え木と棒の接着面積はある程度確保できていますのでなんとか保ちそうです。
 修理で、もっとも楽しいのがこうした工夫をする部分です。幸い、2週間という余裕をもらっていますので、作業机におきっぱなしでいいアイデアが出るまでながめたりします

トークボックス 2014.2.23

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 冬枯れですかね。ほとんどお客さんが来ない日でした。閉院間際においでになった方がお持ちになったおもちゃ。うちでのこづちみたいな形・・でもないですが、これで絵本を押さえると英語をしゃべるそうなのです。牛だと「カウ」、馬だと「ホース」という具合です。
 今はダメなのですが、押さえ方によってたまに音が出るという、接触不良的な状況。

 お預かりして拝見しました。外国製です。分解するとセンサーが外れていました。それなら付け直せばいい。写真のようにピンが12本。2列になっています。イメージセンサーで絵本の微細な網点パターンを読んで絵の箇所を判断しているらしいのです。

 ところが、取り付ける方向が判らない。完全に取れてしまっていて、もとの位置が不明なのです。2列のピンは、180度回転させると同じように取り付け可能なのです。形としては・・です。困りました、反対の方向だと、最悪の場合、電流が逆に流れてセンサーが壊れます。3日ほど眺めて考えたら思いつきました。照明用のLEDも入っています。この極性を調べて、本体との整合性を確認するという方法です。うまくいきました。半田付けをし直してスイッチを入れ、絵本に当てると、ばんばんしゃべり出しました。

 高そうな製品なのに半田付けはお粗末でした。ちょっと丁半ばくちの気分でした。

無水 (またトイレネタです)  

 先日大阪に行ったときに久しぶりに難破シティーのトイレに行きました。ここにはかなり前からあるのですが、無水の男性用小用器があります。そのむかしいなかの学校にあったのと大して変わりません、というわけはなく、ちゃんとそれなりの対策がしてあります。
 水回りにはお風呂でも台所でも、必ずいったん下がってから軽く上に上げて排水するという、曲がった配管があります。トラップといいます。ここに水が少したまって下水からの臭気を遮断しています。この部分に水より軽い油のような液体をためておくと、小水はその下に潜ってトラップの向こう側に流れます。上には軽い液体が常に浮かんでいて蓋をするので、臭気のもれも少ないというしかけです。INAXの製品でした。掃除の必要頻度はどうなんでしょうね

 


アンパンマンくるくる車の中の綿  

添付画像
添付画像
 今回は学びの日に行けませんでしたが、預かり修理はこちらにも分け前をいただきました。
アンパンマンくるくる車というんですか?同じ製品が2個。故障の症状は少し違います。電源を入れてあたまを軽くたたくと音楽が鳴って走り回るというおもちゃです。
 故障はどちらも内部の配線切れでした。ここにたどり着くのがなかなか大変です。なにしろ苦手のぬいぐるみです。ラッキーなことに縫い目を全面的にほどくことはありませんでした。底から綿を出せば配線やらセンサーが出てきたのですが、その綿がでるわでるわ、写真のようにすごい量です。弾力のある頭はこの綿が作っていたんですね。
 修理後は他のドクターからプラスチックの締め具(インシュロックタイ)をもらって服を止めました。くるくるとよく走っています。

手帳を買いました (おもちゃネタではありません)  

 まもなく11月、すでに書店には来年の手帳がいっぱい売っています。私もスケジュール管理はもっぱら手帳です。会社づとめをしているころならさっさとスマートホンに変えていたでしょうが、今はそれほど高度な技は要りません。手帳は会社員時代から慣れているので楽です。

 さて、100均で1冊買ってきました。書店ではほぼ同じような意匠で300円以上します。少し凝ったのは500円、千円です。薄くて小さいのが持ち運びに便利です。私は1ヶ月分が見開きになっているタイプのを使います。カレンダーと同じような感じです。ところが、いくら探しても左端が月曜始まりなのです。日曜始まりのは書店にはちょっとありました。どうしてカレンダーとちがうのでしょうね。カレンダーは売り場を見る限りでは日曜始まりばかりです。たしかに休日と平日がきちんと固まっているのは合理的なんですが、慣れというのはすごいもんでどうしても左端が日曜に見えてしかたがないのです。

 10月〜再来年3月まであります。早速スケジュールを写して新しい手帳に切り替えました。忘年会も書き込みましたよ。

スノードーム  

添付画像  金魚鉢をひっくり返すと、これこのとおりスノードームに。中にはサンタさんのそりが浮いています。底のねじを巻くとオルゴールが鳴って、サンタさんが飛び回るんです。なかなかきれいです。

 ということで、直ったように見えますが、実は水漏れは根本的なところに原因があります。中心に針金が通っていて、外から回転させるという機構、当然これを伝って水が漏れてきます。回すとどんどん漏れます。ゴムのパッキンが劣化しているのです。特殊な形で、我々が作るのはちょっと無理です。

 少し水が漏れると今度は、空気がたまって気温や、外気圧の変化で水が下に押し出されます。するとさらに空気がたまるという具合です。
 
 しばらく様子を見て楽しんでいただくのがいいかなと考えています。
 漏れたらまた直しましょう。


うわー部品が余った  

添付画像
 今日見せてもらったのはハンドル操作型ラジコンカー。全く操作できないとのこと。コントローラのアンテナから電波が出ていません。原因はこれのようです。まだ新しいおもちゃです。ハンドル型のコントローラを分解します。たくさんのねじを外して輪の部分を輪に沿って上下に半分に分割。中が見えました。分解中にポロッと落ちてきた部品が2個。1個は赤い操作棒状のもの。もう一つは黒の小さい箱形のパーツ。
 
 慎重に内部を点検。何度か中を見直したときに、発見しました。基板から黒い線が外れています。ルーペでよく見ると、もともとかろうじて付いていたようで、なにかの衝撃で取れてしまったようです。製造ミスです。早速半田付けしてチェックするとアンテナから電波が出始めました。車は動きません。

 一緒に見てくれていたドクターがコントロールのチャンネルを合わせようと言って、それぞれ1チャンネルにしました。とたんに動き出しました。前後、左右、ブレーキ、警音、など全部効きます。いやーよかった。

 では、組み立てましょう。ぽろっと落ちてきた赤いレバーはウインカーで、はめ込みました。ところが、黒い細い箱状パーツのはめ込み位置がわからない。居合わせた他のドクターにも視点を変えてみてもらいましたが、だめ。組み立ててみました、操作すると特に不具合はないようです。

 本当ならお預かりしてゆっくり、あーでもない、こーでもないと、見たいところですがちょっと遠方から来て頂いたそうで、修理のあいだもずっと待っていてくれました。それでは、再度来て頂くというのもつらいので、事情を正直にお話ししました。
 「部品があまってしまいました」「もし、不具合がでたときに備えて捨てないで持っていてください」。

 早速テスト走行してもらいました。お子さんは満面の笑顔でした。


re: うわー部品が余った    そらさん 2/28(金) [編集]

先日はありがとうございました。今でも、元気に走り回っています!また遊びに行かせてくださいね!


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